ヨガは、マットがなくてもスペースさえあれば、どこでもできます。
さあ、今日はどこでヨガをしよう?
立つスペースがあるとき
立った状態で、両腕を前後左右に伸ばします。家具や壁などに当たらず、両腕を動かせそうであれば、そこでヨガをしてみましょう。
まずはシンプルに、身体中の関節を回して、ほぐします。たとえば、頭をやさしく回して首をゆるめたり、足首・手首、肩や腰を回します。または、両腕を上に上げて、両脇を伸ばしたり、背中をねじったり、膝を屈伸させたり。
立つスペースのなかで、身体中を動かすことができます。
あまりに単純な動きすぎて、「これってヨガなの?」という疑問が湧くかもしれませんが、ここではシンプルな動きに集中してみます。
座るスペースがあるとき
「立つスペースがあるとき」と同じように、今度は座った状態で、体の関節を回す動きからはじめて、それから手足を伸ばしたり、曲げたり、胴体をねじったりしてみます。
椅子に座ったり、畳や床の上に座って動くと、立っている時より体が安定して、安心する人もいるかもしれません。無理なく動かせる範囲で、動いてみます。
仰向けになるスペースがあるとき
例えば、ベットや布団など、仰向けになるスペースがあれば、ヨガができます。
仰向けでは、腰や背中が安定しやすいので、重力に逆らって脚を上げたりすることもできます。
体全体を伸ばしたり、また丸めたり、反らしたり。ポーズをとるというより、動くことで気持ちいいと感じる場所を探すようにしてみます。
大事にしたいポイント
ヨガマットがない場所でも、スペースさえあれば、ヨガははじめられます。
大切なのは、誰かの目線を気にせずに、立ったり、座ったり、横になって休めるスペースを家の中でみつけること。
「人に気兼ねなしなくていい」ということが、安心感になり、リラックスにつながっていくからです。
もちろん、ヨガマットを広げるスペースがあれば一番ですが、マットがなくてもできると理解しておくと、ヨガをする場所や時間の可能性がぐっと広がって、続けやすくなります。