李禹煥(リ・ウファン)展

先日、国立新美術館で開催されている李禹煥(リ・ウファン)の展示会に出かけた。 直島にある李禹煥美術館で彼の作品に触れたことはあったが、今回は回顧展とあって、1960年代から現在までの作品を流れとして体感することができた。…

ジャコメッティは何を描こうとしたのか

映画「ジャコメッティ 最後の肖像」を観る。思っていたより、居心地のよいの作品ではなかったのだけれど、彼がなぜ肖像画にこだわっていたのかを垣間みることができた気がする。 ジャコメッティについては、いくつかの作品を知る程度だ…

坂本龍一「設置音楽展」

ワタリウム美術館で開催されていた坂本龍一氏の「設置音楽展」に出かけた。自身の最新アルバム「async」を良質な環境で聴いてもらいたいという思いから、5.1ch サラウンドで音源を試聴できるよう企画されたという。 ゴールデ…

光の力 杉本博司「ロスト・ヒューマン」展

リニューアル・オープンした東京都写真美術館にて、杉本博司「ロスト・ヒューマン」展を見る。  以前、彼のモノクロ写真を見たとき、そのグレーの色調の美しさに見惚れてしまった。透明度があって、クリアなのだけれど、そこに暖かみが…

フェニックス・ライジングと私のヴィジョン

私は今、「フェニックス・ライジング・ヨガセラピー(PRYT)」のセラピストを目指して、トレーニングの真っ最中です。このワークは、ヨガの伝統的な知恵と、現代の心理学のアプローチを融合したもので、一番の魅力は「体の知恵を信頼…

映画「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」

父親が一眼レフカメラでモノクロームの写真を撮っていた影響もあってか、気づけばモノクロ写真を観るのが好きになっていた。人見知りのくせに、人を観ることは好きなので、名もなき人々のポートレート写真に惹かれる。自分も同じように、…