意識と無意識の調和-ポロック展

東京国立近代美術館で開催されている「ジャクソン・ポロック展」に出かけた。 かの有名な「インディアンレッドの地の壁画」は、やはり格別だった。全体を視野に入れようと離れて観ると、絡み合う線が有機的に立ち上がり、凄まじいエネル…

作品におけるリアリティ -映画「pina」

ピナ・バウシュに捧げられた映画「pina」を観てきた。 見終えた後、久しぶりに拍手を送りたい気持ちに駆られた。 実のところ、ピナのことをほとんど知らない。でも、彼女が他のダンサーと違うと言われているのは知っていた。   …

オキーフに会いに

国立新美術館で開催されている「モダン・アート、アメリカン-珠玉のフィリップス・コレクション」に出かけた。その名のとおり、アメリカの近代美術の歴史を眺めるような時間となった。  思い出せば中学校時代、美術の時間が好きだった…

名和晃平 ─シンセシス展

東京都現代美術館で開催されている「名和晃平 ─シンセシス」展へ出かけた。 一般的に、展示には作品名や解説などを記したプレートがつきものだけれど、ここではあえてそれを外して、まずは観る人が主観でその世界を味わうよう促す。そ…